逆転の発想じゃい!
デキるヤツのアイデアにはただただ感心させられるわけですが、ちょっと前にこんなネット記事がありました。
乗り物の座席のリクライニング問題って、実は結構議論されてて、、
そもそもどこまで倒していいのか?
一言後ろの人に断りを入れるべきなのか?
後ろの人に座席を倒す許可がもらえなかったら、やっぱ倒しちゃダメなのか?
お互いの気遣い次第、ようはマナーの問題なんだけど、公式なルールがないので、お客さん同士のトラブルやクレームが発生してるんだそうです。
特に高速夜行バスなら、ちょっとでも楽にしたいじゃない。
そこで「オリオンバス」が、実施したアイデアが、全座席をはじめっからリクライニング倒しておくというもの。
他にもやり方はあったと思うよ。
後ろのお客さんに声を掛けなきゃいけないルール作りとか。
角度が何度までなら倒していいって決めちゃうとか。
でも、そーゆールールでは多少トラブルは減るだろうけど、トラブルを撲滅することはできないので、まさに真逆の観点から考えてみたわけだ。
そのアイデアをどうやって実現させるか
そこで今日は逆設定法をご紹介します。
逆設定法とは、先入観や固定観念をわざと逆に考えてみて、それを実現可能な形にすることで斬新なアイデアを生み出すというアイデア出しの方法のこと。
そーいえば、任天堂スイッチお持ちの方はご存じかもしれませんが、これってマニュアル入ってなかったですよね。
マニュアルは分かりにくいもんだっていう固定観念を、強制的に逆に設定してみると、マニュアル無くしちゃえばいいじゃんとなり、それを実現させるために、直感的に配線や設定ができるような工夫をしてみたり、代わりにチュートリアルやサポートを充実させたりね。
新型の電子レンジっていろんな機能がありすぎて覚えにくいっていう先入観を強制的に逆に設定してみると、要は温めることができりゃいいんだろ?って機能をシンプルにするってところに行きつくわけだ。
それを実現させるために、不要な機能の洗い出しを行うとかね。
リクライニングシートって倒していいのかしら?っていう現状のもやもやを強制的に逆に設定してみると、シート倒し不要っていうことになります。
それを実現させるためには、バス会社さんが出発前に最初から全シートを倒しておくだけ。
常識的な考え方に捉われず、ぶっ飛んだ逆のアイデアを出すのは簡単なんだけど、ポイントは、その新たなアイデアを実現させるにはどうすべきか。
リクライニングシートの問題を逆設定して、リクライニングできないようにするっていうのも1つのアイデアだけど、これは問題の解決になってないのでダメ。
そう考えると、出発前に全座席を倒しておくだけっていうのは、工数を必要としない素晴らしいアイデアということになりますよね。
なんらかの問題に関して、ふつーのやり方でどうも行き詰っているようなとき、是非ともこの逆設定法をご活用ください。
おさらい「逆設定法」