しっかりして店員さん・・。
こないだコンビニで買い物をしたとき、レジが混んでたんですよ。
僕は、なかなか進みのわるい列に並んじゃったわけです。
そしたら、1人のおっさんが
「すみません急いでいるので、先にいいですか」って、
列の先頭の人に尋ねてるわけよ。
ええ~・・・って、みんな思ったと思うよ!
そしたら、先頭の学生さんみたいな人が、「どうぞ。」って。
後ろ並んでる人間、全員ツッコミいれたわ!
こういうのこそ店員さん、ちゃんと言ってくれなきゃ困っちゃいますよねー。
店員さんはお店の人だから、ルールっちゅーもんをちゃんと伝えないとね。
3パターンのお願いの仕方。
そこで今日は、カチッサー効果をご紹介します。
カチッサー効果とは、ある働きかけによって、深く考えることもなく人間は反射的に行動してしまうという心理現象のこと。
ハーバード大学のエレン・ランガー教授が行った実験が有名です。
コピー機の順番待ちの列の先頭に行って、3通りの頼み方をしてみるというもの。
1つ目が、要求のみを伝える頼み方。
「すみません、5枚だけなんですが先にコピーさせてもらえませんか?」
2つ目が、本当の理由を添える頼み方。
「すみません、5枚だけなんですが急いでいるので、先にコピーさせてもらえませんか?」
3つ目が、よく分からない理由を添える頼み方。
「すみません、5枚だけなんですが、コピーしなきゃいけないので、先にコピーさせてもらえませんか?」
この3つのお願いの仕方、割り込みコピーに成功したその割合は?
はい!
こうなりました!
つまり、ただお願いするだけよりも、なんか理由をつけたほうが、特に3つ目のワケわからん理由でさえもOKされるってことだ。
え!それだったら、
気になるあの子に告白する時も、なんか理由を付けたほうがOKもらえるんじゃね?
って、思ってしまいますが、あくまでカチッサー効果は「ささいなお願い」に発生すると言われています。
ようするに、これ条件反射の一種なんですよ。
コピー枚数が5枚じゃなくって、20枚だったら、特にワケわからん理由のほうはさすがにこんなに上手くいかないわけです。
とは言え、デキる奴は日常のささいなお願いをカチッサー効果を利用することで、上手に人を動かしているわけだ。
ささいなお願いもね。
積もれば大きいお願いになるわけですよ。
おさらい「カチッサー効果」