みんな仲良く
なんでこうなっちゃったの?と、思えるくらい人間関係が悪化して、溝が深くなった関係に時々でくわします。
学校でもね、会社でもね、
関係のない人だったら別にいいですよ。ほっとけば。
でも、そうじゃない人ならば、お互いの敵視を何とかしないと、みんなで取り組んでる仕事とか作業に影響しちゃいますよね。
photo credit: 藍川芥 aikawake Little Photographers via photopin (license)
他チームと仲良くなるためのコツ
そこで、今日は泥棒洞窟実験をご紹介します。
社会心理学者のムザファー・シェリフは、子供たちをAチーム、Bチームと分けてお互いの存在を知らせないまま、広いキャンプ場でアウトドア生活をさせました。(集団内仲間意識)
1週間後、突然もう1チーム存在することを発表。
以降、賞品をかけた野球をさせたところ、お互いに相手のことを敵視したり悪口を言ったり。
なんだか険悪なムードが漂い始めました。(集団的葛藤)
ここまでで、まぁ実験としてギスギスした空気をあえて作ったわけね。
で、ここからがポイント。
この関係を打開する為に、ある2つのパターンを実施したところ、一方では、ますます険悪なムードになり、もう一方では敵対心が好意に変わったとの結果になりました。
というわけで、問題です。
要するに、楽しいことを一緒にしたか、めんどくせーことを一緒にしたかだな。
はい、正解は!?
2番の、一緒に壊れた水道管を修理させた!でした!!
相手の協力が必要なめんどくせーこと、困難なことを共にしたほうが
信頼関係が生まれやすいっちゅーことですね。
つまり、泥棒洞窟実験とは共通の課題を作ることで信頼関係を芽生えさせる事を実証した実験の事。
相手の協力を必要とする
共通の敵・・・みたいなのがいると、案外まとまれたりするじゃない。
仲があまり良くない相手だったのに、嫌いな先輩に対する不満で意気投合できちゃうみたいなやつ。
同じようにお互いが協力しないと達成できない、共通の課題があることで、2つのグループは案外まとまれるってわけだ。
人間関係の修復方法としてね、これを知っていると知らないとではぜんぜん違うわけですよ。
ちなみに1番の答えは、なんでダメなのか・・
みんなで楽しく共通のイベントを一緒にやったっていいんじゃねーかと思いますが、段階の話ね。これ、まだそういう段階じゃないのよ。
想像してみたら、ほら、グループごとで固まって別々に花火してる、さっぶーい絵ヅラが浮かぶじゃない。
強引にくっつけても、お互いのことを理解できてないから、相手の発言や価値観にいちいち反発してしまう。
最終的に、打ち上げ花火の狙いあいに発展するんじゃねーかとハラハラするわ!
実はこの実験、反抗期真っただ中の12歳の男の子たちをあえて使ってるからね!
なんか最近、先生蹴ってる動画あったじゃない。あの世代、加減が分かってないからこえーっつーの。
おさらい「泥棒洞窟実験」