繰り返すことで、好意が芽生える?
以前に「ザイアンスの法則」っていうのをご紹介しました。
人は、よく知らない相手に対し無意識に敵対心を抱いてしまうってやつでしたよね。
あれって、逆に考えると、よく知ってる相手に対しては無意識に好意的になってしまうということになりますよね。
この「ザイアンスの法則」は別名「単純接触効果」とも呼ばれ、最初は興味なかったものも、何度も見たりしてると、だんだんと好印象が芽生え始めると言うもの。
興味が無い音楽も繰り返し聞くことで、だんだん好きになってきたり、
毎朝の通勤通学で同じバス電車に乗り合わせる人に対し、だんだんと好印象を持つようになる・・みたいな。
おじさんの顔がだんだん好きになってくる・・
ホラーかよ!
繰り返しお茶の間に登場する
CMとかだって、あれ、繰り返し視聴者にみせることで、良い商品だと錯覚させるわけ。
ホテル比較のトリバゴっていうやつあるじゃない。
あれってドイツの会社なんだけど、最近めちゃくちゃCMやってますよね。
トリバゴ社は会社の方針として、テレビCMを重視してて、会社の全収益のなんと87%を広告費に費やすっていう一見めちゃくちゃだけど、視聴者の単純接触効果を意識した戦略で
競合する旅行サイトに挑んでいるわけ。
好印象を戦略的にゲットする。
だんだんと好きになっていくこの単純接触効果。
デキるやつは、物事を継続することによって、高評価をゲットする。
毎朝の挨拶を続けることの大切さとか
取引先にしょっちゅう顔を出すことの大切さとかね。
続けることの大切さを理解しているわけだ。
こちらから仕掛けて戦略的に相手の好印象を狙えるようにしたいものです。
おさらい「単純接触効果」
単純接触効果は、見るもの、聞くもの、味とか味覚とかにも発生すると言われていますが、そもそもこれ、あんまり好きじゃないとか、興味が無い・・と言うものに対しての話です。
気を付けたいところですが、もともと嫌いなものに関しては、目にする機会を増やしたとしてもそれが好意に変わるわけではないということ。
嫌いなものを目にする機会が増える。それって余計拒否反応が起こると思うんです。
いわゆるゴリ押しと呼ばれるやつですよね。