オンボーディングとは、新人受入れの一連のプロセス。
オンボーディングとは、新しい従業員を会社に適応させるための一連のプロセスのこと。
社内研修とか、オリエンテーションみたいなやつがこれにあたります。
ビジネス以外でいうと、テレビゲームとかのチュートリアルもそれにあたります。
最近のゲームはこういうチュートリアルがあって遊びつつ、操作を学べるってスゴくいいじゃない。
おっさんの時代はね、説明書をガチガッチに読み込んで、操作やらストーリーやらを理解した上で始めてファミコンの電源入れてたのよ。
もう、正座してたもん。初見プレイの時。
それくらい、はじめてのゲームをやり始めるときには気合入れてたけどね。
それに比べるとね、スマホゲームとかもそう。
そこで操作を覚えられるだけじゃなくて、なんかこう、プレイヤーの心をグッと掴むようにできてるじゃない。
あ・たのしい!ってプレイヤーに思わせる仕掛けと言うか、それがチュートリアルですでに出てくるもんだから。プレイヤーは、お・このゲームやってみようって。
従業員が会社を去るのは誰のせい?
以前に、従業員が会社を辞めることについてお話させていただきました。
新しく配属された部署に馴染めず退職した従業員のことを日本の企業は、新しい環境に対応できなかった従業員のせいとすることが多いのに対し、欧米の企業は、馴染みにくい部署のせいにすることが多い・でしたよね。
従業員が力を発揮できないまま、会社を去ることは、
オンボーディングをきちんと行っていなかった会社のせいであるという考え方です。
スプラトゥーン2のチュートリアルは、基本操作を一通り理解できるようになっているだけなじゃくて、塗りたくる楽しさも伝えていますよね。
チュートリアルを終えると、すぐにでもナワバリバトルで猛者たちと戦うことができるようになる一人前のイカちゃんになっているわけだから、これって理想的なオンボーディングなんです。
どっちかっていうと、スマホゲームの方が、オンボーディングに必死になってる感じがします。
どんどん色んなゲームが無料でどんどん世に出てきてるでしょ。
で、ユーザを食いつかせて、夢中になってもらわないと、ユーザは離れて他のゲームに行っちゃう。
だからいち早く夢中にさせて、ジャブジャブ課金してもらわないといけないわけだ。
結果として、チュートリアルでゲームのシステムを理解してもらうだけじゃなく、そこでいかにおもしれーじゃん!って思わせられるかってところにスマホゲームは一生懸命なんですよ。
良いオンボーディングとは
まぁ、実社会ではなかなかそうは簡単にいかないかも知れないですが、それでも、お給料払っているんだから、会社側としては、従業員になるだけ早く最大限の力を発揮してほしいワケで、そのために、オンボーディングって重要なんですね。
ゲームの場合、よいオンボーディングの条件は
・基本操作が学べてしまうこと
・おもしろい!って思ってもらえること
でしょうか。
実社会ならば、よいオンボーディングの条件は
・作業の流れが理解できること
・価値を分かってもらえること
その作業の意味と言うか価値を理解でき、
あ!この作業にはこんなメリットがあるんだ!
と分かってもらえるような新人研修って理想的じゃない。
一般的にオンボーディングはハードルを下げて、とっつきやすくするものであるとも言われます。
馴染みにくい部署ならば、やりにくい作業ならば、オンボーディングを駆使して離脱者を出さないのが、デキる奴だ!
ぜひご活用ください。
おさらい「オンボーディング」
ゲームと、会社の部署の話をしましたが、例えばなにか新しいソフトが導入されたとか、新しいルールが導入されたとか、それがどんなに優れたソフトだったとしても、優れたルールだったとしても、使って貰わなきゃ意味がありません。
優れているソフト=皆に受け入れられるソフトだ・とは必ずしもならないわけです。
ぜひともオンボーディングで、皆に受け入れてもらう機会を作りましょう。