そうだ!マクドナルドに行こう。
色んな人と相談してみたけど、いいアイデアが誰からも出てこないという状況は、ちょいちょいあります。
ビジネスでもプライベートでもね。
そこで今日は、マクドナルド理論をご紹介します。
これは、今から3,4年前にフェイスブックを中心に拡散されまくったやつで
想定される中で最悪のアイデアを出すことで、人々が急にクリエィティブになる現象のこと。
友人たちと買い物中に、
「そーいや、はら減ったし、昼飯なんにする?」と議題を持ちかけても、
「なんでもいいよー」とか、「うーん、そーだなー」とか、「考えるのめんどくせー」とか、ハッキリしたアイデアが出てこない時に
「じゃあ、マクドナルドにするか」と言うことで、
・・・!
急に友人たちが
「いやいやいや!それだったら、あそこに上手いトンカツ屋さんがあってさ!」とか
「うん!うん!あっちのカフェも良い雰囲気!」とか
「やっぱり、ちゃんとご飯たべたいじゃん!」とか
みんな、どんだけマクドナルド嫌なんだよ・・。
「マクドナルドに行く」という悪いアイデアを覆すために、、、より良い代わりのアイデアがばんばん出てくるわけ。
マクドナルドを叩き台にする。
ようするに、なにかを新たに提案するというのは、
自由なアイデア出しの場であっても、新たなアイデアを提案した側が周りに評価されてしまうので、(あいつ、しょーもないアイデア出しやがって・・とか)それを恐れて、あまり積極的に新規の提案が生まれないわけです。
だったら、マクドナルドに行くという「最悪のアイデア」をたたき台にすることで、それよりマシなアイデアをみんなに自由に提案できるようにしたのが、このマクドナルド理論。
最悪の案よりもマシなアイデアを出すので、自分の出したアイデアが誰かに評価されてしまうこともないですし、なにより、新たなアイデアを出すよりも、もとからある既存のアイデアを改良するほうが楽ですし。
ファシリテーターは、あえてブッこむ。
これは心理テクニックの1つだと言われますが、僕はデキる奴がさりげなく使うファシリテーションスキル、会議をしきったりするテクニックだとも思います。
会議でさ、議論が活発にならないときは、議長的な役割の人が最悪のアイデアをブッこんでみるといいかもしれません。
歓送迎会の幹事さんがどの居酒屋にしようか迷った時に、最悪の居酒屋を同僚に相談するといいかもしれません。
夕食の献立が決められないママさんは、家族に最悪の献立を提案してみるといいかもしれません。
意外とこのマクドナルド理論を活用している人は多いかもしれませんね。
見習いたいところです。
おさらい「マクドナルド理論」
何人かで共通した議題を活性化させるために、マクドナルド理論は有効ですが、
個人的な問題でも、わりと使えるんじゃないかと思います。
夫の浮気性に悩んでて・・・と有人に相談を持ちかけるよりも、
離婚しようと思ってて・・・と最悪のシナリオを最初にブッこんでしまうのも、
相談持ちかけられた側の真剣度が変わってきていいかもしれませんね。