人前に出たいだけのおじちゃん
仕事柄、いろんな発表をすることが多いんですが、
そういうのは、別に僕、割と得意なんですよ。
ただ、発表が得意だからといって、プレゼンが上手かどうかっていうのは全く別物です。
人前に立ってなんか説明する類のもの・・
発表とか、スピーチとか、プレゼンとかね。
似たようなもんだけど、実はこの中でもプレゼンだけいっこレベルが高いっていうことに気付けないままプレゼンをやっちゃう人は、そんなに上手なプレゼンできてないわけですよ。
プレゼンの本質は「説得」
例えば、
会社の偉い人立ちの前で、業績を動きを発表する。
これは。。プレゼンじゃありません。単なる報告です。
結婚式で乾杯のあいさつをする。
これも、、プレゼンじゃないですよね。
乾杯までにダラダラ長く話す人もいますが、これは単なるスピーチです。
じゃあ、選挙の街頭演説をする。
あのマイク持って、有権者の前で力強く話すやつ。
これは。。。プレゼンなんです。
「プレゼンとは説得することである。」とは、元BBCのプロデューサーで作家でもあるイギリスのアントニー・ジェイの言葉。
説得? 誰を?
確かに、会社の偉い人たちの前での業績報告は、社長さんはじめ役員を説得していないし、結婚式の乾杯のあいさつだって、新郎新婦や参列者を説得していないじゃない。
でも、選挙の街頭演説。これは有権者に自分に一票入れるように説得してるわけよ!
話す相手を説得する。聴いている人たちに、訴えかけて、意思決定してもらう。
これがプレゼンであり、発表や報告やスピーチと決定的に異なる点です。
説得のための、結論と理由
単に相手になにかを伝えるだけのものと比べて、相手を説得しなくちゃいけないというものがプレゼンなら、必然的にそのやり方は変わってくるわけだ。
相手をちゃんと説得しなくちゃいけないから、そりゃー、目的が明確になってなくちゃいけません。
聴いてくれている相手に何をさせることがこのプレゼンの目的なのか。
例えば、新しいゲーム機を購入するためのプレゼンなら「奥さんにニンテンドースイッチを買うことに賛成してもらうこと」が目的ですよね。
そして、相手を説得させるには、
結論と理由が明確になっている必要があります。
ゲーム機購入プレゼンの場合「我が家にはニンテンドースイッチが必要」がプレゼンの結論です。
そして、その為の理由をいろいろ盛り込んでいくわけです。
ここらへんがいかに具体的で上手くできているかどうかで、
相手の心が動くかどうかが決まります。
また、挙げた問題点がスイッチを買うことで全て解決するかどうかもポイントになります。
デキる奴は、常日頃からやっている。
パワポ使って人前で話すものだけがプレゼンじゃなくって、
今回お話した、選挙演説とかニンテンドースイッチのほかにも、
自分の進路を親に説明する
彼氏にプレゼントをねだる
夫に海外旅行を提案する
デキるやつは、こーゆーときに
さりげなく上手にプレゼンしているというわけなんですね。
おさらい「プレゼンとは」
個人的にはプレゼンって、時間をかければかける程
いいものができると思っています。
まぁ、時間かけられない時もあるけどね。
プレゼン資料できたー!って思って、最初からよんでみると、
矛盾だらけで、作りなおすことが多いんです。
ある程度経験だと思うんですが、今日お話しした内容で
すこしでもいいプレゼンをするお役に立てればと思います。